男の子発達の科学。性染色体に隠されていたパーツを発見、マウス実験で(日本研究) (2/4ページ)

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また2種のエクソンを持つSRY遺伝子は「SRY-T」と名付けられている。

 実験として、SRY遺伝子から遺伝子編集ツール「CRISPR」で2つ目のエクソンを取り除いてみたところ、遺伝子はうまく機能せず、性染色体がXY型で、普通ならオスになるはずのマウスがメスになってしまったという。

 また逆に、XX型の受精卵にSRY-T遺伝子を混ぜると、普通ならメスになるところがオスになってしまう。

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image by:Makoto Tachibana, Osaka University

・半陰陽の謎に迫る

 人間のSRY遺伝子に2つ目のエクソンはないとのことだが、マウスの体内でSRY-Tが作用する遺伝子やタンパク質を追跡すれば、これまで分からなかった新事実が明らかになるかもしれない。

 こうしたことをヒントにヒトSRY遺伝子が作用している対象を調べれば、「間性(インターセクシャル)」という少々変わった性別の謎が解明される可能性もあるという。

 間性とは、遺伝的・ホルモン的・肉体的に男性でも女性でもない性別のことで、俗に「半陰陽」や「両性具有」などと呼ばれている。男性と女性の特徴が現れている部分がはっきり分かれていない点において、「雌雄モザイク」とは異なる(関連記事)。

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