男の子発達の科学。性染色体に隠されていたパーツを発見、マウス実験で(日本研究) (3/4ページ)
間性は一般的な現象だが、人体でこれが起きる遺伝的な条件についてはほとんど解明されていない。理解が進んでいない理由の1つは、人間の性の発達に関わっている遺伝子がまだ完全に知られていないからだ。

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・か弱いオスの遺伝子を守る
そもそも2つ目のエクソンにはどのような役割があるのだろうか? 現時点で分かっているのは、それが”か弱い”オスの遺伝子を守っているということだ。
もともと判明していた1つ目のエクソンには、終わりの部分に「不安定性配列」が含まれている。この配列はタンパク質をほつれさせ、劣化させる。
2つ目のエクソンはこの不安定性配列に封をして、劣化を防いでいるのだという。壊れやすいY染色体遺伝子がバラバラになってしまうことを防止する、巧妙な進化のメカニズムなのだ。
これがなければ、少なくともマウスの男の子の赤ちゃんは、健やかに成長することができない。
ほかにもまだまだ隠された機能があるのかどうかは、いずれ解明されることだろう。もしあるのだとすれば、それは分子レベルでSRY遺伝子が機能する仕組みや、ひいてはオスとメスが誕生するメカニズムを解明するヒントになるだろうとのことだ。