現役大学教員が執筆。経済学、リーダー論を学べるSF小説 (1/3ページ)

新刊JP

『異世界縄文タイムトラベル』(幻冬舎刊)
『異世界縄文タイムトラベル』(幻冬舎刊)

群馬県嬬恋にある「縄文の家」にキャンプに訪れた大学生21人と中学生32人。
楽しくなるはずだったサマーキャンプだったが、その最初の夜にとてつもない事件が起こる。今までに体験したことのない強烈な轟音と激震。そして彼らは縄文時代にタイムスリップしてしまっていた――。

『異世界縄文タイムトラベル』(幻冬舎刊)は縄文時代にタイムスリップしてしまった団結やいさかい、新たな友人との交流、社会の進化などを通して成長していく若者たちと、彼らが真実に辿り着くまでの冒険を描いたSF小説だ。

本書の作者である水之夢端さんはなんと現役の大学教員で、経済学を講義しているという。本作を執筆した水之さんの想いとは? 後編をお送りする。

(新刊JP編集部)

■経済学、リーダー論、小説を通して学べる『異世界縄文タイムトラベル』

――本作では権力闘争などの政治の仕組みや、経済の仕組みを学べる内容になっています。それが引いては人間がどのように社会をつくり上げてきたのかを追体験できるものにもなっていますが、そうした意図を込めて書かれたのでしょうか?

水之:そうですね。『やさしい経済学』や『すぐわかる日本経済』といった本は山ほどありますが、それだけ読んでも本当に理解できるかというと、なかなか難しいと思います。でも、こうしたストーリー形式で、経済学のことが分かってもらえれば嬉しいという思いはありましたね。

――縄文人側にも若きリーダーといえる「ユヒト」という人物が出てきます。彼の存在感は作中でも随一ですが、この物語は林やユヒトといったリーダーたちに強くフォーカスされているように思います。この「リーダー」という存在をどのように描こうと思っていたのですか?

水之:リーダーという存在は実績が重要だと思います。カリスマ性だけで口ばかりではなく、しっかり実績を残してこそリーダーと呼べるのだと。

ところが今、日本の経済界では若きリーダーというのが出てきていません。

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