賛否両論、衝撃のラストに生まれていた「真実の愛の形」 (4/5ページ)
スタジオトークの擁護派と批判派の意見それぞれを聞いていても、この主語が違うことがよく分かるかと思います。
これは見方の違いですから、両者の感情の溝の埋め方や落とし所はないと思います。それぞれ違う物語を見ていたわけですからね。シンデレラとかぐや姫の結末はどうやっても交差しません。
ただ、集まってくれた男性陣にこの結果を否定された時、萌子さんが「私の人生を決めるのは私!」と怒っていたのは少し違うかな、とも感じました。
萌子さんの人生としては間違っていないし、その結論でいいと思います。
でも、あくまで男性陣は『バチェロレッテ』という企画に集まったわけですから、「ここまで参加してくれてありがとう。そして企画から逸れてしまったことについてはごめんなさい」というワンクッションがあれば、あの主張ももう少し通るのになぁとちょっと残念でした。
■第二の主役・杉ちゃん
そしてこの物語は杉田陽平という一人の男性の成長ストーリーでもありました。
最初は萌子さんに話しかけることすらできなかった消極的な彼が、最後はフラれてもなお自分の気持ちを伝えに行けるまでになったんですから。
心をさらけ出したアフターファイナルローズの告白は涙なしには見られません。台湾デートで「愛は花びら」と表現した彼。ラストではあふれ出る想いを伝えながら「受け取ってほしい」と萌子さんの手にそっと花びらを握らせるのです。
結果想いは通じませんでしたが、彼の存在自体が「真実の愛」を体現しているようでした。
杉ちゃんとはお風呂という何てことない日常的な場所でも楽しめていた萌子さん。お金をかけた娯楽はムードや遊びなど金銭分の対価が発生し、ブーストがかかるので、そこそこの相手でも楽しめるんですよ。
でもね、お風呂のような何もないところから生み出した楽しみが共有できるって、関係としては本物だと思うんですよね。それが恋人としてか友人かはさておき。