知的障がい者施設で2人が溺死、嘘の証言で保育士を逮捕させた園児の恐ろしい発言【未解決事件ファイル】 (2/2ページ)

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同僚らがAさんを疑った理由は「園児にせっかんを繰り返していた」「悪いことをしたら浄化槽に落とす」「被害者を連れ出すのを見た」など。しかし、Aさんはその全てを否定している。

 Aさんは犯行を否認したものの、警察による執拗な取り調べは勾留期限一杯まで続けられた。結果的に証拠不十分としてAさんは釈放されたものの、次は被害者男児の遺族が検察審査会に不服申し立てを申請。検察審査会は「不起訴不当」の議決を出し、警察は捜査を再開した。そして、警察は「園児を連れ出すのを見た」という園児の証言を得たとして、1978年にAさんを再逮捕し送検、Aさんは殺人罪で起訴された。しかし、その園児は後に証言を一変。「Bさんと他の園児数名で浄化槽の近くで遊んでいた際、皆で蓋を開けた。その後、Bさんの手を引っ張ったら浄化槽の中にBさんが落ちてしまったが、そのまま蓋を閉めた。その時、Aさんはいなかった」と話した。

 裁判は検察が不服で最高裁まで続けられたが、一貫してAさんに無罪判決が下った。公判では検察側が「他の園児の関与もあり得る」と2名の園児の名前を挙げたが、結局責任の所在は有耶無耶になったままだ。Aさんの疑いは晴れたものの、2020年現在も事件の謎は判明していない。

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