知的障がい者施設で2人が溺死、嘘の証言で保育士を逮捕させた園児の恐ろしい発言【未解決事件ファイル】 (1/2ページ)

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 1974年3月19日、兵庫県西宮市の知的障がい者施設で園児2名の遺体が発見された。当初は事故と見られたが、遺体発見から約1か月後の4月7日に同施設の保育士Aさんが逮捕。しかし、後に冤罪であったことが判明し、それ以降事件に動きは見られていない。一体何が起きたのか。

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 事の発端は、遺体発見2日前の3月17日。当時12歳の女子Bさんが突然姿を消してしまう。職員らは懸命な捜索を行ったが、3月19日には当時12歳の男子Cさんも行方不明となった。同日午後9時30分、施設内の捜索を終えた職員達はトイレ浄化槽の中も確認することにした。すると、浄化槽の中には水に浮いているBさんとCさんの姿があったという。すぐに職員は警察に通報したが、警察官が駆け付けた時には既に二人は息を引き取っていたという。司法解剖の結果、二人の死因は水死であることが判明した。遺体発見時、浄化槽の蓋が閉まっていた事から、事件と担当する兵庫県警は殺人事件と断定し、捜査本部を設置した。

 警察は同施設の全職員に対して任意出頭を求め、園児に対しても一人一人から事情聴取を開始。しかし、捜査開始早々から警察は大きな過ちを犯したことを当時の新聞社が報道している。まず1つ目は「知的障がいを持つ子供が犯行をするわけがない」として、園児が事件に関与した可能性を最初から排除。そして、外部からの侵入の形跡がないとして、遺体発見から2日後には「内部犯行説」を採ったというのだ。

 施設内には取調室が設置され、職員や園児に対する事情聴取は連日深夜まで続けられた。事件とは関係ないプライバシーに立ち入った取り調べや、警察による「職場の誰かが犯人だ」という誘導が行われ、結果的に職員や園児家族の疑心暗鬼が広がった。結果、事件から2週間後には一切の証拠が見つかっていない保育士Aさんが逮捕されてしまう。逮捕の決め手は同僚らによる「Aさんが怪しい」という証言と、一人の園児による嘘の証言によってであった。

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