身長と遺伝の関係。背の高さを決める遺伝子の配列がついに特定される(国際研究) (1/3ページ)

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身長と遺伝の関係。背の高さを決める遺伝子の配列がついに特定される(国際研究)
身長と遺伝の関係。背の高さを決める遺伝子の配列がついに特定される(国際研究)

背の高さを決める遺伝子の配列が特定される/iStock

 身長が親の遺伝であることは一般的にも常識になっているが、そうした遺伝を深く研究する者たちにとっては納得いかない大きな謎があった。これまでの研究だと、遺伝子と身長の関係性がほとんど証明されなかったのだ。

 しかし少なくともヨーロッパ人の祖先を持つ人に関しては、そのミステリーが解明されたようだ。新たなる研究で、背の高さを決める遺伝子の配列が特定されたようだ。
・双子の研究における遺伝子解析の結果の謎

 身長と遺伝の謎が研究者に知られるようになったのは2000年代後半のことだ。

 当時、体の特徴や病気などに共通する「遺伝子マーカー」(系統や個体などを識別できる遺伝子の並び)を探すべく、ヒトゲノムの解析が盛んに行われていた。

 ある人の背の高さは、親から受け継いだDNAの影響が大きい。過去に行われた一卵性双生児と二卵性双生児の研究からは、食事や子供の頃の感染症といった環境要因よりも、遺伝子の影響のほうが圧倒的に大きく、身長の8割は遺伝的なものであるということが示唆されていた。

 そのために、当時行われていた「ゲノムワイド関連解析」の結果は、そうした知見に一致したものになるだろうと予測されていた。

 ところが発見された40個の遺伝子マーカーでは、どういうわけだか身長の差異を5%しか説明できなかったのだ。
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