人気のない集落に突如大勢の老人が出現→カカシでした どうしてこんなにリアルなの?制作者に聞いた (3/4ページ)
また、
「ただ、現地の看板にも記載されていましたが、この一帯は集落であること、道幅も広くはないこと等ありますので、近隣の方々のご迷惑にならないよう訪れていただければ幸いです」
ともしていた。
それにしても、どのような経緯でこんなにたくさんの、しかもクオリティの高すぎる案山子が作られたのだろうか......?
Jタウンネットではカカシたちの制作者から、その詳細を聞くことができた。
「案山子を見て笑顔になってくれたら」この案山子を作ったのは、案山子街道がある集落に住む小西節雄さん(73)。
案山子を初めて設置したのは2012年ごろで、畑のカラス除けのために制作したという。
そのときは、1、2体ほどだったという案山子は、その頃からリアルな見た目だったそう。その理由を
「そっちの方が面白いと思ったから」
と小西さんは話す。
そのリアルさは、やはりユニークだと近所でも評判になり、どんどん数を増やしていったそうだ。今ではその評判を聞きつけて、県外からも見に来る人がいるほどだという。
2020年11月現在は、約40メートル四方の畑や周辺のバス停、道路などあわせて全部でおよそ30体の案山子がおり、その全てを小西さんが一人で管理している。
小西さんは、
「服が悪くなったらすぐに着せ替えてやったり、そんなことをしています。そのときの流行りにあわせて、ピコ太郎の格好をさせたり、アメリカのトランプの格好をさせたりもしてます」
と話す。このリアルすぎる案山子の気になる作り方を聞いてみると
「足は垂木という木材で、あばら骨も木で組んでます。膝と腰にはボルトを入れて、体の膨らみは荷物とかに入ってるプチプチで作ってますね。あと腕は針金で作って、ちょうどいい形に曲げたりしてます」
とのこと。もはや案山子というより本格的な人形といってもいいほど丁寧に手の込んだ作られ方をしていて驚く。これほどリアルに見えるにはそれだけの工夫が必要なのだろう。