髭男爵山田ルイ53世インタビュー(1)「『パパが貴族』の“が”はガビーン!の“が”」 (4/4ページ)

日刊大衆

そういう部分も面白かったりしますよ」

ーー今年の『事故物件 恐い間取り』とか、和製ホラーは観ますか?

「『事故物件』はまだ見てないですけど、本は読みました。

 和の方も好きですね。『呪怨』のNetflix版とか。荒川良々さんが出てるやつ。あれは怖かったですね。連ドラ形式で、“和の怖さってこういうヤツやな”って。イヤな感じ。救いがない。みんな悪く(不幸に)なる(笑)。ホラー全般が好きですよ」

■「実は『お悩み相談』はずっとご遠慮していました」

ーーホラー映画のコラムとかに興味は?

「ないですないです。

 僕如きが、“映画詳しいです”って商売にするのも、なんかね(笑)。実はここ何年かクロワッサンとか日経新聞で『お悩み相談』のコラムを担当しているんですが、生意気ですがあれも最初はお断りしてましたね」

ーーえっ、そうなんですか?

「ひきこもりの話をしたり、本を書いたりしてたら、なんか文化人っぽい空気が漂うのか知らないですが、『お悩み相談』の話が来るようになって。それも本当は変な話じゃないですか。“過去に何かしらつまずきや苦しみがあった人間は、人の気持ちが分かるだろう”みたいな。そんなことはないわけで。あと、“お前が一番悩んでるやろ!”ってツッコミが想定できて、恥ずかしかったんで、“僕には無理です”って逃げてましたね」

ーー今回の本もそうでしたが、「引きこもりなら分かるだろ」とかイクメンとか、カテゴライズされるのがあまり好きじゃない?

「そうですね。そんなに胸を張れるほど(育児)やってないし、やってたとして胸を張るのもおかしい。

 イクメンっていう言葉自体が極端に言うと、“そもそも子育ては女性のもので男はノータッチ”っていう発想が前提で、“それなのに、子育てやってるの!?凄い!”という妙な美談の味付けが施された、そういう文脈で使われるもの。

 それぞれで良いじゃないかって。パッケージ感がしんどい」

ーー確かに、イクメン大集合みたいな番組であまり見かけませんね。

「いや、そもそもどの番組でも見かけないでしょうが(笑)。

 そういう雰囲気も出してませんしね。“イクメンって立ち位置で出演して下さい”って言われたら、生意気ですけど僕はご遠慮すると思います。何せ、恥ずかしい(笑)子育てというか、子どもと一緒に暮らしてるってだけの話なので。

 本当は誰かに預けたいくらいに思ってますよ。こんな人間の影響をびた一文受けてほしくないですから」

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