両親や祖父母など故人が出てくる夢にはどんな意味が隠されているのか (1/2ページ)

心に残る家族葬

両親や祖父母など故人が出てくる夢にはどんな意味が隠されているのか

亡くなった両親や親しい間柄の人が、夢の中に出てくることがある。しかも何度も夢に出てきて、何かメッセージを伝えようとしているようにも見える。逆に、生前それほど付き合いがあったわけではない人も、突然夢に現れることもある。 故人が現れる夢には、どのような意味があると言われているのだろうか。

■母親に拒絶される夢の真相は?

亡くなった人が夢に出てくる時は、その人に対して自分が何らかの感情を持ち続けていると考えられている。懐かしい気持ちだけでなく、お互いの関係が精算されておらず、関係を引きずっていることもあるという。

例えば、親孝行ができないうちに両親を亡くした人が、両親の夢を色々なスタイルで見ることがある。ある青年は亡くなった母親が出てくる夢を何度も見た。夢の中で母親に触れようとすると拒絶されてしまう。青年は受け入れてもらえなかった悲しさから、顔を背けてしまう。ある時、青年は夢の中で、拒絶する理由を母に聞いた。すると母親は青年と同じように顔を背けた。

この夢はどんなことを暗示しているのだろうか。実は青年はずっと母親のことを神のような存在だと思っていた。夢で母親に拒絶されることで、自分はとるに足らない人間だと卑下していたそうなのだ。しかし、自分と同じようにためらう母の姿を見て、母親も自分と同じ人間で弱い存在であることに気付くことができた。それ以降、青年がそうした夢を見ることはなくなったという。

■夢が悲しみを癒す役割も

夢を見ることで、悲しみを乗り越えるきっかけとなることがある。ある女性は14歳の時、目の前で祖母が息を引き取った。女性は何もできなかった無力感からノイローゼ気味になったそうだ。

ある晩、女性は祖母が廊下に祖母は立っている夢を見た。抱きしめようとしたが、祖母は「触らないで」と注意する。無視して触れると、女性は火花に包まれて倒れてしまい、そこで目が覚めたという。数分後、また夢の中に祖母は現れた。落ち込む女性に祖母は、女性のことをとても愛していること、女性も祖母を愛していることは知っていると告げ、励まして姿を消した。この夢を見たことで、女性は祖母の死に対して自分を責めることをやめることができたそうだ。

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