クラシック全敗!生産界の絶対王者「ノーザン帝国」屈辱の大誤算【全文公開】 (4/4ページ)

Asagei Biz

今年、種牡馬デビューしたドゥラメンテ産駒も好調で、モーリスとともに21勝。JRA2歳種牡馬リーディングの座を激しく争っています」(スポーツ紙記者)

 一方、ディープインパクトの後継種牡馬からはまだクラシックホースが出ておらず、3歳GⅠでいえばリアルインパクト産駒のラウダシオンがNHKマイルCを勝ったぐらいだ。

「後継種牡馬争いのトップにいるキズナは5頭の重賞勝ち馬を出していますが、クラシックではディープボンドの菊花賞4着が最高。残念ながら、まだ大物と呼べる馬が出ていません。ただ、ディープ産駒の中にはコントレイルやワグネリアンなど現役馬もいますからね。もう少し長い目で見たほうがいいでしょう」(スポーツ紙記者)

 特に父と同じ無敗の三冠馬に輝いたコントレイルの将来は楽しみだが、兜氏は「デアリングタクトの父でもあるエピファネイアが今後は重宝される」として、こう続ける。

「このところの勢いはすごいですからね。何よりサンデー系牝馬だけでなく、キンカメ系牝馬にもつけられるのが強みです。ひょっとすると、数年後にはエピファネイアがリーディングサイアーに輝くかもしれませんね」

 優れた繁殖牝馬を数多く所有しているノーザンファームだけに、どの馬とマッチングしていくのかが、今後も絶対王者でいられるか否かの大きなカギを握りそうだ。

※写真はイメージです

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