「モモタロスが鬼舞辻無惨!」200億超え『鬼滅の刃』と佐藤健『仮面ライダー電王』5つの因縁 (4/5ページ)
精神面は歴代でもずば抜けて高い。それこそ炭治郎に匹敵するレベルです。口調こそ穏やかですが、怒らせるとモモタロスさえ怯むスゴ味を見せる。第4話という初期の段階で“声も口調も穏やかなのにすごく怖い”という演技をしていて、後の演技派俳優の片りんを見せています」
良太郎のモットーが「弱かったり、運が悪かったり、何も知らないとしても、それは何もやらない事の言い訳にならない」であることからも、彼の芯の強さが分かる。
ちなみに、『鬼滅』の炭治郎は妹の禰豆子のために戦っているが、良太郎の場合は姉の愛理(松本若菜)を大切にしている。愛理は、序盤は戦いと無縁な人物として描かれていたが、年間通して意味深な描写が多々あり、終盤では物語のカギを握る超重要人物だ。
「婚約者が失踪して、あまりのショックから彼に関する記憶のみ喪失。良太郎も、姉を心配して高校を辞めているという、子ども向けとは思えない重い内容です。これに限らず、『電王』はギャグや個性的なキャラクターで楽しく見られますが、ストーリーが実にシリアス。この辺りも、『鬼滅』でさしはさまれるオーバーなギャグシーンに通じるものがありますね」
■シリアスなストーリーをギャグで中和
『鬼滅』でも、炭治郎や禰豆子、仲間の善逸らのギャグシーンが物語の清凉剤となっていたが、『電王』もそれに近いものがあるのだ。たとえば、「物語の根幹に関わる超重要な話を、遊園地のアトラクションで延々と遊びながら話す」というシュールなシチュエーションもあった。
「佐藤の魅力的な演技や愉快なイマジンたちが大好評で、本編終了後も、さまざまな番外編や続編が作られ続けています。佐藤は08年の『さらば電王』で卒業しましたが、今年8月にも『プリティ電王とうじょう!』という新作が生まれた。佐藤も、18年12月に映画『平成ジェネレーションズFOREVER』で、約10年ぶりに出演し、大いに話題になりました」
『鬼滅』も、まだまだアニメは原作の半分も消化していないことやその人気ぶりから、シーズン2は確実だとされている。