目のお悩みを60秒で解消!?「視力回復」アイトレーニング入門 (3/5ページ)

日刊大衆

終われば、次に反時計回りに同じ運動を行う。これは一日1回だけでも十分とのこと。

「この運動も、福与先生のトレーニング法と同様に、毛様筋、さらに眼球の外にある外眼筋も鍛え、ピントを合わせる調節機能をアップさせてくれます。近年、老眼の若者が増えているのは、スマホやパソコンなどで長時間、同じところだけ見ていることから、ピント調整を行う毛様筋が凝り固まってしまうためです。ですが、こうした運動は、その凝り固まった毛様筋などをほぐしてくれるんです」(奥山氏)

 この眼球グルグル運動の応用編として、迷路解きトレーニング(下の図参照)もいいだろう。

 ただし、前出の福与氏が注意点として挙げたように、急激な眼球移動は、網膜剥離のリスクもあるので、ゆっくりが基本。ご注意あれ。

■しかめっ面トレーニング法とは

 さて、奥山氏は、もう一つ、「しかめっ面トレーニング法」を紹介してくれた。目に力を入れ、顔の中央に寄せる感じでギュッと閉じる運動。2秒間閉じたら、今度は逆に思いっきり目を見開き、また、その状態を2秒間キープ。これを一日3回やるだけ。眼球ぐるぐるトレーニングと同様の効果に加え、涙腺を刺激するので、ドライアイ改善にもいいという。

 それだけではない。これらの老眼対策のトレーニングは、白内障、緑内障などの、失明のリスクさえ伴う目の重大な病気予防にもなりうるというのだ。そのメカニズムを、前出の福与氏が解説する。

「白内障は水晶体が濁った状態、緑内障は視神経が萎縮して起こります。そして水晶体が濁るのは、房水という水晶体に栄養を運ぶ血液のような働きをしている水の流れが悪くなるのも原因の一つです。

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