目のお悩みを60秒で解消!?「視力回復」アイトレーニング入門 (4/5ページ)

日刊大衆

その房水が作られているのが、毛様体なんです。また、視神経萎縮の原因とされる高い眼圧、血流低下にも、この毛様体が関係していると考えられます。要するに、これらの重大病は、“老眼の完成”後に起きてくるんです」

 ちなみに緑内障は40歳以上、白内障は50歳以上になると発症の可能性が高まる。しかし、今回紹介した老眼防止、視力回復のトレーニングは、これらの疾病に加えて、「黄班変性症」と呼ばれる網膜の中心部に老廃物が溜まり、見えにくくなる病気の予防にもつながり、まさに一石二鳥、いや三鳥というわけだ。

■体全体の老化予防もするべき

 これらのトレーニングを実行するだけで、かなりの効果が期待できるが、さらなる有効性を求めるなら、眼の周りのみならず、体全体の老化予防もするべきだという。『いつでもどこでも目がよくなる小さな習慣』(だいわ文庫)をはじめ、目に関する多くの著書もある整体治療院『日本リーバス』(東京都中央区)の今野清志院長が推奨するのは、以下の2つのトレーニング法。一つ目は、一日500回のジャンプだ。

「ジャンプは究極の全身運動と言えます。飛び上がって着地すると、体重の6倍ともいわれる負荷がかかり、筋肉はもちろん骨も強くできます。さらに体を上下に揺らすことで内臓が揺さぶられ、全身の器官が活気づくんです。ポイントは、ごく軽く飛ぶこと。ほんの2~3センチで十分。膝を痛めている方、住環境から振動が気になる方は、イスの背などにつかまり、かかとを上下させるだけでも十分です」

 二つ目は、ペットボトルを使った呼吸法だ。準備するのは、空にした500ミリリットルのペットボトル。その底に錐で直径2ミリの穴を3個開け、飲み口をくわえて鼻から深く息を吸ったら、6秒以上かけて口からペットボトルの中に、ゆっくり息を吐く。これを一日50回、行う。

「この運動は、呼吸筋を鍛え、全身の血流を良くするためのもの。息を吐くのに6秒以上かけるのが重要です。それ以上の時間をかけないと、呼吸筋の本数は増えませんので、ご注意ください」(同)

 今野氏が学んだ中医学では、目の老化=全身の老化を意味する。

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