ベトナム国民の1割を占めるキリスト教信者 ベトナムの多様な宗教観 (2/2ページ)

心に残る家族葬



■内戦の結果、社会主義国家となったベトナム

ベトナム戦争は20年あまり続いた。結果北ベトナムが勝利し、南北に分かれていたベトナムが統一され、ベトナムは社会主義国家となる。社会主義の下、キリスト教信者は敵国のアメリカ・フランスが掲げた宗教であったことなどから厳しい監視下に置かれていた。

■その後、ドイモイ政策で急成長し、宗教の在り方も変化したたベトナム

ベトナムは独立を果たしたものの、続く中国との戦争や資本主義陣営の経済制裁を受けなかなか国の復興が進まずにいた。そして社会主義国のシステムが軌道に乗らず、財政的に苦難を強いられていた。ベトナム政府は1986年にドイモイ政策を導入する。ドイモイ政策とは自由市場の規制を緩和、農家の個人経営を容認、外国企業を受け入れるなど市場経済を促す経済政策である。これによりベトナムは急速に経済成長を見せていく。

またドイモイ政策により宗教のあり方にも変化が起こる。現在も宗教は公式には否定されているが自由化されつつある。キリスト教もベトナム共産党がカトリックの総本山バチカンと和解をするなど少しずつ関係を回復させている。

■多種多様なベトナム

苦難の歴史を歩んできたベトナムであるが、現在は古今東西の文化を受け入れて共存している。宗教に対しても寛容であり、ベトナムの多様性が伺えるのではないだろうか。日本との関わりが増えているベトナム。だからこそ改めて理解を深めたいと思う。

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