余分な脂肪を洗い流して血糖値の上昇を抑制!WHOが認めた幻のハーブとは? (1/3ページ)

Asagei Biz

写真はイメージです
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 古代から、生きるギリギリの食料を摂って暮らしてきた一般庶民に対し、王族や貴族といったセレブの多くは贅沢な食事を楽しみ、時に暴飲暴食に走ったとされる。そして、それゆえの血糖値の上昇と糖尿病に悩まされてきた。世界各国で血糖値を抑えるための食べ物やお茶などが生まれたのも、そのためだ。

 東洋医学に詳しい医療関係者が言う。

「漢方医学でも直接、血糖値を下げるという漢方薬はないにせよ、例えば大柴胡湯や八味地黄丸のように、体のバランスを安定させて血糖値も正常にする、というものはあります。ヨーロッパでも古くから血糖値の降下作用をもたらすものとして、オリーブの葉を使ったお茶が愛飲されてきました」

 現代社会では一般庶民ですら、かつての王侯貴族並みの豪華な食事を楽しみ、血糖値の上昇に悩まされる時代となった。日本だけでも、糖尿病患者、そして予備軍は合わせて1000万人ともいわれている。

 そのため、数多くの糖尿病治療薬や血糖降下剤が生み出された。一方で、人間の体に自然に吸収され、副作用も起こりにくいという理由から、古代から綿々と使われてきたハーブの効能も近年、注目されている。

「今、ハーブ業界で脚光を浴びているのが、インド原産の『サラシア』というものなんです」

 と話すのは、薬草研究家である。

「これは何千年もの歴史を持つインドの伝統医学『アーユルヴェーダ』でも使われるハーブです。アーユルヴェーダは悪くなったところを治す西洋式医学ではなく、病気にならない体質を作るための予防医学の要素が強い。体と心がバランスよく動いて、体力、免疫力が維持されている状態を理想としているのです」

 いわばサラシアも、そのバランスを保つための「薬用植物」として使われてきた。医療関係者によると、

「このサラシアの中に含まれるサラシノールとコタラールという成分が、血糖を正常にするための重要な役目を担っています」

 まず、人が食事で米やパンなどの炭水化物を摂ると、唾液などに含まれるアミラーゼという消化酵素によって小さく分解される。それらは小さい二糖類と呼ばれる状態に分解されて、小腸まで運ばれる。

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