宮崎謙介〈政界“魑魅魍魎”ウォッチ〉「五輪組織委・森喜朗会長は大悪党か」 (1/2ページ)
元衆院議員の宮崎謙介氏が足掛け5年の議員生活の経験をもとに、政治家ウオッチングやオフレコ話、政治にまつわる話を適度な塩梅で、わかりやすく「濃口政治評論家」として直言!
東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長・森喜朗元総理が、安倍晋三前総理への「五輪オーダー」(功労章)授与の式典に出席。授賞式では安倍さんにちょこんとくっつき、「私の名前は喜朗でありまして、ヨッシーであります」と自己紹介。リオデジャネイロ大会閉会式では、安倍前総理がスーパーマリオに扮したことを模し、自分はマリオを支えるヨッシーだと発言したことがニュースになっていました。
ヨッシーはマリオシリーズのキャラクターで、任天堂ホームページのキャラクター図鑑によると「マリオの頼れる仲間、優しくて、のんびりした性格」。僕は2回ほど森さんと2人でお話ししたことがあるのですが、大悪党という世間のイメージとは程遠く、実際は温厚でとてもチャーミングな人でした。しかも永田町界隈では慕っている人も多く、そんな人望の厚さに触れてみたくて、どうしてもお会いしたいと、同期議員に相談をして一度伺わせてもらいました。
アポを取って訪ねると、森さんは現れるやいなや、「キミは京都大学で講義をしたことがあるみたいだね。すごいね」という挨拶。きっと周りは知らないだろうという僕の経歴を、つらつらと褒めるのです。うん、これはやっぱりヌルッと人の心に入ってくるパターンで間違いない、と。そうやってサービス精神が旺盛すぎるので、ついつい余計なことをペロッと口走っちゃうのでしょう。
有名なのは、自民党京都府連主催の政経文化懇談会での出来事。「大阪は日本のタンツボだ」的な発言ですね。京都人へのリップサービスのつもりが、日本人みんなを敵に回してしまうという悲劇は、ずっと揶揄されるに違いありません。
その後、僕は早稲田大学出身者の会で再会。「キミ、久しぶりだね」と、またしても森さんから声をかけてくださり、ビールをつぎ合いながら「キミの地場、京都にかつて住んでいたことがあってね。