気鋭の経営者が明かす起業の実際 「試練は成長のきっかけになる」 (2/4ページ)
角田さんの半生を振り返りつつ、歯の啓発や若い起業家のエールも書かれています。タイトルの『獅子奮迅』は角田さんの座右の銘なんですよね。
角田:そうですね。会社の名前が「シャリオン」なのですが、そのモチーフにもなっています。
――角田さんにとってとても重要なキーワードだと思います。この言葉と最初に出会ったのはいつ頃のことなんですか?
角田:高校時代、極真空手をやっていたのですが、その道場の会長から教えてもらった言葉です。そのときから私はずっとこの「獅子奮迅」という言葉を使っていて、メールアドレスもこの言葉を使ったアドレスを使っていました。
――ずっと大事にされてきたわけですね。「猛進するような激しい勢い」といった意味合いがありますが、ご自身で「獅子奮迅」の状態だなと思う時はありますか?
角田:会社の経営はまさに「獅子奮迅」です。いろんな問題が起きては、それに向かって乗り越えていく。例えばこのコロナ禍もそうなんですけど、やはり影響はあるわけで、そこを乗り越えるために「獅子奮迅」のごとく動いていくと。
――2015年に株式会社シャリオンを起業され、これまで5年間、経営者としてやってきました。今、自分自身を経営者として評価するとしたら、どのような評価をつけますか?
角田:まだまだです。新たにやりたいこともどんどん見つかっていますし、もっとやれることもあるので。5年間は本当に一瞬でした。でも、経営者として納得のいかない時間だったと思います。
――やりたいことがどんどん見つかっているという点で、今後特にやりたいことはなんですか?
角田:シャリオンはオーラルケアのメイン事業に据えています。だから、そこから外れることなく、より活動を強化していく感じですね。