何を言っても通じない。陰謀論を信じる人の論法とそれに対処する方法 (3/6ページ)

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・2. 著名人の名をあげ偽の権威を作り上げる

 まともな証拠を提示できない陰謀論者は、その裏付けとして彼らの言質を支持する著名な人物の名前を挙げることがある。

 だが、ちょっとググってみれば、そのほとんどが完全に偽物であることがすぐに分かる。仮に実在の人物で、何らかの専門家だったとしても、彼らの専門分野はまったく関係のないものだったりする。

 たとえば、ある外科医がコロナウイルスはでっち上げだと主張していたとする。だが、その主張は長年研鑽を積んだウイルス学者や疫学者のものと同じくらい信用できるものだろうか?

 専門的な議論を大袈裟に誇張するのも陰謀論者の常だ。新型コロナウイルスの拡散を防止する最善の方法について、疫学者たちの意見が完全に一致しているわけではない。だからと言って、それを以てパンデミックが政府の陰謀であるという主張を正当化することはできないだろう。

 しばしば陰謀論者によって言及されるグレート・バリントン宣言というものがある。これはウイルスに弱い人たちを感染から守りつつ、全体としては集団免疫の獲得を目指すべきだと主張するもので、3名の科学者によって起草された。宣言には不特定多数による署名入りの請願書も添えられているが、そうした署名者の多くは偽名で、実在の人物だったとしても専門家でも何でもない人たちだ。

 現実にはグレート・バリントン宣言の主張はマイナーな考えで、ほとんどの研究はそれを支持しておらず、数千もの疫学者はワクチンなしで集団免疫の獲得は難しいという立場だ。
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