何を言っても通じない。陰謀論を信じる人の論法とそれに対処する方法 (5/6ページ)
それなのに陰謀論者は、こうした間違った比較によって、感染防止の必要性を否定し、必要もない防止策には邪悪な企みが隠されていると主張する。
比較されている物事の違いをよく見てみよう。そうした違いは本当に結論を導く上で重要なポイントなのだろうか? そうでないなら比較対象がおかしいのだ。

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・5. 思考停止
「嘘、大嘘、そして統計」これは思考停止を示すお決まりのセリフだ。弱い論証を支えるために統計が使用されることを言い表した表現で、統計の数字に惑わされることで、どんな嘘でも正当性と説得力をもって通用してしまうというのだ。
マーク・トウェインによって有名になったもので、元ネタはベンジャミン・ディズレーリ(19世紀の英国首相)の「世の中には3種の嘘がある。嘘、大嘘、そして統計だ」であるらしい。
これを言う人間に、もはや議論を深めようとする意思はない。こうなったら、その日の議論は諦めて、また次の機会をうかがうといいだろう。というのも、オープンな対話の可能性を断ち切るべきではないからだ。