もしコロナ禍で災害が起きた場合は… 覚えておくべき「いざという時」の動き方 (4/4ページ)
外に出るのが好きだった人は、ずっとステイホームしないといけないことに戸惑われたと思います。
でも、私は楽しくて仕方なかったんですよ(笑)。確かに環境が一気に変化しました。だけど、「家でダラダラ好きなことをして、人を守ることができるミッション」と考えれば、気持ちは楽になるのではないかなと。家にいることで自分や大切な人を守っている。すごく意味のある行動です。
――確かに、家で過ごすことが感染防止につながりますからね。
辻:そうなんです。それに、自分の人生を振り返るための良い機会にもなりました。これまでは、何事もすばやく行動しないと、と思っていたけれど、ゆっくりお風呂に浸かることとか、ゆっくりご飯を作って食べることとかの大切さを感じました。
――確かに自分の生活を見直すきっかけにはなりましたね。
辻:人とのつながりを感じにくくなったという声も聞きます。私は健康維持のためにベランダでラジオ体操をしていたのですが、隣に住んでいる人が「朝から何してるん?」とベランダ越しに話し掛けてきて、「ラジオ体操やってんねん」と言ったら「私も参加していい?」と返してきて。さらにその輪が広がって、上の階の人をはじめ、いろんな人が参加するようになったんですよ。
――大阪っぽいエピソードですね。
辻:そうでしょう。真向いから見たら、朝から何してるんだと思うでしょうね(笑)。でも、そういうつながりを生むことだってできるんです。だから、本書を読んだ方、このインタビューを読んでくださった皆さんには、第一人者になってほしいんですよ。知っていることを率先して教えたり、引っ張っていってほしいです。
――お話をうかがってきて、やはり自分にも慣れがあって、油断しているところがあったかなと思いました。
辻:これからの年末年始がどうなるかは、皆さんの今の行動次第です。いろいろなイベントがありますし、経済も動いている。その中で、今、本当にそれをする必要があるのか、自分で意思決定できる人になることが求められます。
本書には様々な予防対策を書いています。気軽に、まず1個やってみてほしい。玄関で服を脱ぐ、エレベーターのボタンは利き手とは逆の手で押す、電子マネーを使う。難しく考えずに、新型コロナと戦っていきましょう。
――大変勉強になるお話、ありがとうございました。
(了)