知らない人も多い。「本末転倒」の正しい意味 (1/3ページ)
数ある四字熟語の中でも、「本末転倒」はよく使われる言葉です。
しかし、本来の意味とずれた場面で使われることも多く、使用頻度が高い割には正確な意味が意外と知られていない言葉の1つでもあります。
この機会に「本末転倒」の意味や使い方を調べてみましょう。
■「本末転倒」の意味とは?
ほんまつ【本末】 (1)もととすえ。物事の根本と末梢。基本的な大切なものと、どうでもよいもの。 (2)初めと終わり。 (3)本山(本寺)と末山(末寺)。 (『広辞苑 第七版』岩波書店)
ほんまつてんとう【本末転倒】 根本的な事柄とささいな事柄とを取り違えること。 (『広辞苑 第七版』岩波書店)
辞書によれば、「本末転倒」は、“ほんまつてんとう”と読み、「本末顛倒」とも書きます。「本末」の本(根本)と末(末梢)がひっくり返ってしまうことだと理解できます。
つまり、「本末転倒」とは、「本と末・先と後・重要なこととつまらないこと・目的と手段などを取り違えてしまうこと」を意味しています。
・大事なことがあるのに、どうでもいいことに熱中する ・先にすべきことが後回しになり、後でいいことが先になっている ・物事の本質を置き去りにして、つまらないことにこだわる ・目的があって手段があるのに、いつの間にか手段の方が大事になってしまっている
そうした状態の時に「本末転倒だね」などと使います。
■「本末転倒」はどんな時に使えるのか?(例文付き)
さて、実際に「本末転倒」という言葉をどのように使えるのか、いくつかの場面を示し、例文を紹介します。
◇本来の目的を取り違えている時
本来の目的を取り違え、望まない結果になってしまった時などに使います。
☆例文
・楽しい旅行だったよ、とお裾分けするのがお土産なのに、お土産選びで旅行を楽しめなかったら、本末転倒ですよ。