「トリップアドバイザー」ランキング1位!「アドベンチャーワールド」を作り上げた理念経営とは? (4/4ページ)
たとえば、理念に基づいた将来のビジョンを皆さんにチームミーティングで考えてもらったり、あとは会社の稟議書や企画書のフォーマットを、理念について考えないと書けないようなものにしたりといったことです。
細かいことですが、あらゆる業務の中に、私たちの理念について考えてもらう機会を多く作っていくようにしています。もちろん、それをやったからといってすぐには浸透しないと思うんですよ。でも、そうやって自分たちの理念や価値観を大事にしたいと思ってくれる人を、焦らずにゆっくり増やしていくことが大事なのかなと思っています。
――理念を定めたことで、スタッフの採用にも変化が生まれたと書かれていました。理念に共感して入社した方々と、それまでの採用方法で入社した方々との違いについてどうお考えですか?
山本:理念が明文化する前と今とで、入社される方々がそこまで変わったとは思わないのですが、入社する段階で私たちの理念をある程度理解してくれている方が増えたとは感じています。
あとは、自分自身が働く目的について自覚的な人も増えました。というのも、私は採用の際、学生の方々に「就職活動は結婚と一緒だよ」というお話をさせていただいています。
離婚の原因でよくあるのが「価値観の相違」というものですが、就職活動も同じで、会社の価値観と、その人それぞれの価値観がある程度合っていないと、離職につながりやすい。だから、私たちが大事にしている価値観をお伝えしたうえで、ご自身が大切にされている価値観や、働く目的について考えていただくようにしています。
(後編につづく)