日本橋、遊郭、長屋…浮世絵で見る、江戸時代を生きる人々のタイムスケジュールはどうなっていた?【その8】 (4/4ページ)
張見世も午後10時頃つまり夜四つが終了時刻なのですが、それでは商売が成り立たないので、次の真夜九つ、つまり24時(午前0時)を“四つ”だと言い張って時間を延長していました。
町中の木戸が閉じられる
夜四つ(午後10時ころ)に江戸の町中の全ての木戸が閉じられました。
“木戸”というのは上掲の絵の左側にある黒い門のことです。木戸には2人ずつ“木戸番”がいて毎夜10時には門を閉める決まりとなっていました。
それ以降に外出の用事がある者は、木戸の左右にある潜り戸から通ることになっていました。そのさい木戸番は必ず通る人数分の拍子木を打ち、次の木戸番への合図とし追跡のかわりとなりました。
これは江戸の夜の防犯・防火のためであり、次の木戸番が拍子木の音を聞いたにもかかわらず、人が通らない場合は人を出して町内を見廻りして安全を確かめました。
火事の多い江戸では、木戸番が拍子木を打ちながら“火の用心”の見回りをもしました。
次に続きます。
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