森七菜&中村倫也“キス攻め5連発”で大団円!『恋あた』が前評判を覆したワケ (2/3ページ)

日刊大衆

 さらに、一定の層が敬遠する“年の差恋愛”モノ(放送時、中村と森の実年齢は14歳差)、原作なしのオリジナル脚本という未知の要素も加わり、数々のヒット作を生み出してきた“火10枠”にしては、コンテンツとして引きの弱さがあったことも否めない。

 そのせいか、序盤の視聴率こそ8~9%台とやや苦戦を強いられたが、6話以降から終盤にかけてじわじわと視聴率が上昇。これは、初期の設定以上にストーリーやキャラクターに魅力を感じた視聴者が多かったという証左であり、その一因には、キャスト陣の奮闘も大いに寄与していると思われる(以下、物語のネタバレがあります)。

 この作品でもっとも株を上げたのは、ヒロインに一途に思いを寄せる“まこっちゃん”こと新谷を演じた仲野だろう。最終回でも、樹木を浅羽(中村)の元へ送り出すシーンや、カラオケで男泣きするシーン、同僚の北川(石橋)と相棒のような距離感で雪を見上げるシーンなど、場面場面で印象的な演技を見せてくれた。それは北川を演じた石橋も同様で、2人が思うようにならない“恋の切なさ”を全力で体現してくれたおかげで、視聴者はこの物語に一層のめり込むことができた。

 そしてなんといっても、19歳にして作品の座長を見事に務め上げた森と、苦労人ならではの経験値で若い彼女をサポートし続けた中村の頑張りも、しっかり讃えなければならない。「がさつなヒロインと2人の女性の間でふらふらするヒーロー」という共感の得にくい役どころだったが、森は自然なせりふ回しや恋する表情、涙の演技で“只者ではない”ということを十分に感じさせてくれたし、中村も心情描写がほとんどない中、細やかな目線や仕草で気持ちの移り変わりを表現し、9話の告白シーンでは舞台さながらの熱演で“中村劇場”を見せてくれた。

■イチャイチャシーンは視聴者に対する“クリスマスプレゼント”

 最終回に関して言えば、ここまで恋愛の遠回りを丁寧に描いてきた作品だけに、開始早々に2人がくっつき、残り時間は全て後日談的なストーリーが描かれたことには少々驚いた。

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