オスを必要とせずメスだけで子供を産む「単為生殖」の不思議 (3/5ページ)
Reproducing Without A Male | Parthenogenesis
・何が単為生殖の引き金となるのか?
何が引き金となって単為生殖が起きるのかは、まだ完全には解明されていない。しかし、どうも環境の変化と関係があるようだ。
たとえばアブラムシのような有性生殖と単為生殖のどちらもできる生物は、密集状態や捕食者といったストレスが、単為生殖から有性生殖(この逆はない)に切り替えるスイッチである可能性がある。
また淡水に潜むプランクトンの仲間は、塩分濃度の高さがそのスイッチになっているという。
・単為生殖で生まれた子供の性別
面白いことに、単為生殖を行う性質は遺伝するものであるらしく、単為生殖で生まれたメスの場合、やはり単為生殖で子供を産む可能性が高くなるのだという。
ちなみに単為生殖で生まれた子供の性別は、その種の性別が決まるメカニズムにしたがっている。たとえば一部の昆虫・魚・は虫類は、染色体がXXならメス、XYならオスだ。この場合、母親は自分が持つ遺伝子しか子供に伝えらないので、必ずメスになる。