絵本の読み聞かせが引き出す子どもの6つの力とは? (4/4ページ)

新刊JP

つまり、お父さんお母さんが絵本を読んでいる間に、子どもに質問をさせない。分からないところは、読み終わったら教えてあげる。それを事前に言っておいて、相手が話しているときは口を挟まないという習慣を読み聞かせを通してつけていく。黙って親がする話にじっと傾聴できる。それによって集中力が磨かれます。傾聴する時間は年齢プラス1分と言いますが、4歳くらいの子でも6~7分の話が聞けるように育ちます。

また、今は少子化傾向もあって一人っ子も多いですけれど、兄弟げんかをしたことがない子って、我慢するとか謝るといった経験もしづらいですし、兄弟の関わりから学べるものも学べない。そういうときは絵本を読んであげて、主人公や登場人物の行動や言動を通して疑似体験をさせてあげるんです。

その意味で育っていくのが、5つめの力である「コミュニケーション能力」ですね。

――では、最後の6つめの力は何ですか?

七田:これが一番の絵本の読み聞かせのメリットになりますが、読み聞かせは親の愛情を感じ取ることができるコミュニケーションタイムなんです。絵本の読み聞かせって片手間にやるものではないし、しっかりと子どもと向き合ってやるものだと思うんですね。私の時間をあなたにあげる、といった具合に。

だから、読み聞かせをされている子どもは、自分は大事にされている、愛されているという感覚を持てると思うんです。こうして自己肯定感が高まるわけです。

――これまでのお話をうかがって、大人になったときに必要な力がすべて読み聞かせに詰まっていますね。読解力をはじめ、自己肯定感、集中力、語彙力、イメージ力、コミュニケーション力と。

七田:そうですね。

(後編に続く)

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