行方不明だったバイキングのルーン石碑が下水道から発見される(スウェーデン) (1/5ページ)

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行方不明だったバイキングのルーン石碑が下水道から発見される(スウェーデン)
行方不明だったバイキングのルーン石碑が下水道から発見される(スウェーデン)

行方不明だったルーン石碑が発見される image by:Arkeologerna

 2020年12月、スウェーデン、イースタッドの町近くで、現代の下水道が敷設されている付近の半分凍った土を考古学者たちが掘り返していたところ、奇跡的な発見があった。

 力強く獰猛なオオカミの姿が精密に刻まれた大きな長方形のルーン石碑が出てきたのだ。このオオカミは、北欧神話でフェンリス(またはフェンリル)として知られている。

 この石碑は18世紀以降行方不明になっていたバイキング時代に建てられた有名なフンヌスタ石碑群のひとつであることがわかった。
 フンヌスタ石碑群は、かつてイースタッドの北西数マイルのところにあったもので、絵や文字が刻まれた絵画石碑やルーン石碑が垂直または水平に置かれた石の集合体だ。

 だが、見る目がなく理解のない地主のせいで離散してしまい、18世紀以降は行方不明になっていた。

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下水道のそばで見つかった石碑と考古学者のアクセル・クロー・ハンセン
image credit:Annika Knarrstreom / Arkeologerna

・有名なルーン石碑がなぜ埋もれてしまったのか?

「まったく信じられません。ごく普通の発掘作業だったのですよ」と言うのは、スウェーデン国立歴史博物館の考古学者、アクセル・クロー・ハンセン。

「まず、18世紀の層から磁器のかけらやレンガがいくつか見つかりました。少し注意して掘らないと、ルーン石碑が見つかるかもしれないからね、と冗談を言っていたんです。
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