47年ぶりの「押し相撲時代」到来!? 貴景勝が挑む相撲界のジンクス (2/2ページ)

Asagei Biz

患部の状態を気にして合同稽古への参加を見送るほどでした。大きなケガをしてこなかった力士だけに、負傷後の調整に苦心しているようです。十両に上がった頃のインタビューで対戦したい相手について『誰とも当たりたくありません』と言い放った自虐キャラが再燃しなければいいのですが…」(相撲ライター)

 大関でありながら「未完の大器」を脱することのできない朝乃山は、ぬるま湯気質な所属部屋が伸び悩みの原因と指摘されている。

「学生相撲時代のポテンシャルのみで大関の地位まで駆け上がったものの、もう一皮をなかなかむけずにいます。所属する高砂部屋は相撲部屋の中でも稽古がユルいことで有名。昨年12月に定年となった前高砂親方は、稽古場に出てきても、新聞を読んで2~3分で退出してしまいます。自主性を重んじていると言えば聞こえはいいですが、要はほったらかし。この体質のままだと、伸びしろが余りっぱなしになりそうです」(角界関係者)

 親方の交代でのどかな雰囲気が一変すればいいのだが…。

 そんな隙だらけの大関のポジションに返り咲こうともくろむのが、関脇・照ノ富士(29)だ。両膝の負傷と内臓疾患に悩まされて、一時は大関から序二段まで陥落する地獄を味わった。

「昨年の7月場所で幕内復帰を果たしたまま優勝した勢いを継続しています。身長191センチの怪力は角界随一で、先場所でも体重162キロの北勝富士(28)の体を宙に持ち上げての上手投げを披露しています。貴景勝との優勝決定戦では押し相撲に圧倒されて、まわしを引きつけることができずに負けてしまいましたが、膝が万全であれば勝負はわからなかった。仮に貴景勝が足踏みするような事態になれば、照ノ富士が出世レースをごぼう抜きする可能性もありますよ」(スポーツ紙デスク)

 はたして47年ぶりとなる「押し相撲時代元年」となるか、「奇跡の復活劇場」が継続するか、けだし注目である。

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