いつも一緒の仲良し三柱(トリオ)!塩釜神社に祀られている神様たちを紹介 (4/5ページ)
フツとは刃が空を切る(あるいは物をブツ切りにする)音、あるいは勇気がフツフツと沸き起こる擬音語などが語源とされ、こちらも武勇と剣の神様として、神話ではよく武甕槌神とコンビで活躍します。
三柱が一緒に祀られている理由は?さて、それぞれのプロフィールはごくざっくり分かったけど、何でこの三柱が一緒に祀られているの?という疑問が湧いて来ます。
『日本書紀』によれば、塩土老翁神が皇室の初代である神武天皇(じんむてんのう)に「東方によい土地がある」と進言して道案内を務め、朝威にまつろわぬ者たちを征伐するため武甕槌神と経津主神が派遣されたそうです。
「御二柱の武威をもってすれば、ほどなく東国は平定されましょうぞ!」
果たして奥州まで平定すると、任務を終えた武甕槌神と経津主神は去って行きましたが、塩土老翁神は現地(現:宮城県塩竈市)に留まって人々に知恵を授け、末永く祀られるようになったのでした。