野村克也、王貞治、長嶋茂雄…プロ野球レジェンド「元気になる」超・珍・名言 (2/5ページ)
深い師弟愛がうかがえます」(前出の関係者)
野村さんと同じくセ・パ両リーグの監督を歴任した王貞治氏は、今もなおソフトバンクの会長として選手を鼓舞し続けている。
「昨年の優勝で4年連続の日本一。球界の盟主となったソフトバンクですが、強豪に成長したのも、王さんの存在が大きい」(スポーツ紙ソフトバンク担当記者)
昨年の日本シリーズMVPを獲得したソフトバンクの栗原陵矢は、CSではノーヒットで不振にあえいでいた。そんな栗原に王氏はこう助言したという。
〈三振を恐れるな。思い切って振れば道が開ける〉
あえて技術面でのアドバイスは避け、メンタル面のアドバイスをし、それが日本シリーズでMVPの受賞につながったのだ。“ミスターロッテ”こと愛甲猛氏も、自身の大記録達成の裏には王氏からの助言があったと語る。
「王さんに〈レギュラーは、一人でも応援してくれている人がいる限り、最後までグラウンドにいなきゃダメだ〉と言われたんです。長らくパ・リーグ記録だった連続フルイニング出場(535試合)は、この言葉があったから達成できたと思っています」
多くの選手に影響を与えるところも、さすが“世界の王”と言えよう。
■巨人軍は永久に不滅です
日本球界のレジェンドと言えば、ミスターこと長嶋茂雄氏を忘れてはならない。
「不世出のスーパースターである長嶋さんですが、選手生活の終盤の1973年12月には、川上監督から“どう頑張っても3割は無理だ”と引退勧告を受けています。それに対し、長嶋さんは〈お願いです、もう1年やらせてください〉と頭を下げたというんです」(球界OB)
悲壮な覚悟で挑んだ翌シーズンだったが、打率は2割4分4厘。