イマジナリーフレンド(架空の友達)がいることは心の病ではない。孤独を埋めてくれる大切な存在 (2/2ページ)
それはどこか心の病を連想させるが、その可能性は低いという。
2017年の研究では、「タルパは複数の(意識の)経験であり、最適な機能・幸福・心の健康と共存していると思われる」と結論づけている。

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・タルパは自分を守ってくれる存在
驚きなのは、タルパが不思議な現象であるばかりか、状況によってはきちんとした利用価値があることだろう。
ときに人は孤独を強いられ、そこからなかなか抜け出せないことだってある。たとえば服役中の人が何かの罰として独房に入れられることがある。それは想像以上に過酷な体験で、長期間周囲から隔離されてしまうと、やがて精神が崩壊してしまう。
また病気でほとんどコミュニケーション能力を奪われてしまう人もいる。脳梗塞などで発症する閉じ込め症候群の患者は、意識がはっきりして周囲のことをきちんと認識しているにもかかわらず、体を動かすことができない。できるのは眼球を上下に動かしたり、瞬きすることくらいだ。
こうした人たちに、想像上の友達ができれば、どれだけ心強いことだろうか。ある意味タルパは自己防衛本能が作り上げた、自分を守るための友達なのだ。
タルパは宇宙飛行士にとってもいい相棒になるかもしれない。
彼らの孤独とメンタルヘルスの悪化は、宇宙旅行の大きな問題の1つとされている。閉じ込め症候群の患者と同じように、地球から遠く離れる宇宙飛行士もまた隔離された状況にあるからだ。頭の中で暮らすタルパなら、そうした孤独を癒してくれるに違いない。
References:Can You Treat Loneliness By Creating an Imaginary Friend?/ written by hiroching / edited by parumo