ネタ作りは「削る」、本の執筆は「膨らます」 かまいたち山内に聞く初のエッセイ本 (2/5ページ)

――山内さんはご家族と5匹の猫と一緒に暮らしているんですよね。実際に初めて本を書くことになったわけですが、執筆はいかがでしたか?
山内:最初は全編猫目線で書く予定だったので、「にゃーにゃー」ってずっと書いていたんですよ。そうしたら、めちゃくちゃ読みにくくなっちゃって、これは無理だなと。なので、猫をストーリーテラーのような役にすることにしたんです。
――相方の濱家さんも読まれているんですか?
山内:濱家には渡しましたけれど、読んでないっぽいです。濱家の奥さんは読んだらしいんですけどね。濱家は本を読む習慣がないので、多分読めないと思います。かなり気合入れないと手をつけないんじゃないですかね。。
――山内さんは執筆中、筆が止まってしまった瞬間はありました?
山内:そういうことは全然なかったです。書いていくうちにどんどんエピソードを思い出していって、書けることはたくさんありました。ただ、逆にキリがないので、それらの中からインパクトのあるエピソードに絞っていきましたね。
――かまいたちでは山内さんがネタを作られていますが、本を書くということはまた違った感触がありましたか?
山内:それは違いますね。ネタを書くときって、無駄な部分は基本書かないというか、言わなくても分かるやろという部分はセリフにしないんです。つまり、文字数を削いでいく形で漫才を作るのですが、今回はいつもなら削いでしまう部分も書いてほしいと(編集者から)言われて、そうなんやと思って、今までなら削いでいた部分を残したり、なんやったらいらん情報も書いたりしました。