非光合成細菌にも体内時計があることが判明(ドイツ研究) (3/3ページ)

カラパイア



 なお人間の場合、”メイン時計”のようなものが備わっており、それが体のリズムを刻んでいるらしいことが示唆されているが、枯草菌でも同じかどうかは今のところ不明だ。

 1つの体内時計が光や温度に反応している可能性もあるが、これまで単細胞生物や多細胞生物で観察されてきたように、複数の時計が同時に針を刻んでいる可能性もあるようだ。

 枯草菌は人間にとっては便利な細菌で、洗剤の生産や作物の保護など、さまざまな分野で応用されている。彼らにもっと効率的に働いてもらうために、そのうち細菌用の目覚まし時計が用意されるなんてこともあるかもしれない。

 この研究は『Science Advances』(1月8日付)に掲載された。

References:Bacteria can tell the time | John Innes Centre/ written by hiroching / edited by parumo
「非光合成細菌にも体内時計があることが判明(ドイツ研究)」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る