超セレブなのに超過酷!?江戸幕府将軍のモーニングルーティン(朝食編) (1/2ページ)

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超セレブなのに超過酷!?江戸幕府将軍のモーニングルーティン(朝食編)

Japaaan読者の皆さんこんにちは、ライターのほおの紅です。

前回、江戸幕府将軍のモーニングルーティンを調べてみたら謎すぎるルーティンだらけで超ハードモードでした。というわけで、後編は朝食と健康診断です。

前回の記事はこちら

超セレブなのに超過酷!?江戸幕府将軍のモーニングルーティン(スタイリング編)

地味なブレックファースト

将軍の普段の朝食は一汁二菜で、 朱塗りの膳の上に汁物と平皿の焼き魚と向付(むこうづけ)の煮物でした。器も、外側は黒塗りで内側は朱塗りのよくある漆器。葵の御紋が入っている以外はかなりフツーの皿でした。

たまに二の膳が付く時は吸物と皿という決まりでした。皿はキスの塩焼きと漬け焼きで、「キス両様」となぜか敬称で呼びました。

更に毎月1、15、28日の3日間や、節句などの式日はちょっとだけ贅沢できる日。キスの代わりに鯛やヒラメのお頭付きの焼き物が出ました。

ところで将軍、食べちゃいけない魚がめちゃくちゃ多い。主なところでは、さんま、まぐろ、フグ、いわしなどなど。貝だと牡蠣やアサリや赤貝なんかも禁止でした。目黒のさんまという落語がありますが、将軍はそのさんますら禁止だったんかいっ!ある意味庶民の方がよっぽど贅沢かも!?

ちなみに将軍が食べるお米は蒸飯(むしいい)と言ってわざわざ煮てから釜で蒸します。

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