今年の節分は124年ぶりに2月2日。意外と知らない「豆の準備」と「豆まきの時間」を解説

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今年の節分は124年ぶりに2月2日。意外と知らない「豆の準備」と「豆まきの時間」を解説

今年、2021年の節分は、2月2日(火)です。

2021年の「節分」は2月2日です!明治30年以来124年ぶりのこと…でもなぜ?

節分の豆まきは、「鬼を追い出して厄を払い、福を招き入れる」行事で、運気アップにもつながると毎年のように盛り上がりをみせています。

でも意外と知られていないのが、「豆の準備」と「豆まきの時間」。

今年の節分こそは、豆の準備や豆まきの時間にも気を配りながら、強力な福を招いてみませんか?

どうして節分に豆をまくのか 節分と書かれた升と福豆

画像:写真AC

節分に豆をまくのは「魔滅(まめ)=魔を滅する」からと言われていて、「魔」とは、「鬼」のことを指しています。

そして、豆を炒る(煎る)ことは「“魔目=鬼の目”を射る」ことと言われているため、昔は前日に大豆を炒って縁起を担いだようです。

また、豆まきのあとに回収し忘れた豆から芽が出るとよくないことが起きると恐れられていたためでもあるようです。

ただ、雪の積もる地域では、回収しやすいように落花生をまくこともあるのだとか。

いまは、スーパーやコンビニで売られている豆のほとんどが「炒り豆」となっていますので、一般的な「節分用の豆菓子」を買えば、豆を炒る作業は不要です。

豆を「福豆」に変身させる 升に入った福豆

画像:写真AC

大豆を「福豆」に変身させるためには、大豆を炒ることのほかにもうひとつ、やらなくてはいけないことがあります。

それは、炒った豆を升に入れ、前日に神棚へ供えておくことです。

神棚のないおうちでは、目線よりも高いタンスや棚の上に白い紙を敷き、豆を升に入れて供えておくといいですよ。

このとき、タンスや棚の上のホコリをキレイにしてから豆を供えるようにしましょう。

「豆まき」をするのは夜 夜間に太鼓を叩く鬼たち

画像:写真AC

平安時代には、鬼や妖怪が深夜に徘徊することを「百鬼夜行(ひゃっきやこう)」と呼んで恐れていたそうです。

お話や言い伝えに出てくる鬼も、夜や洞窟などの暗闇で行動しています。

2020年に公開されて大ヒット、興行収入では驚きの記録を叩き出した「鬼滅の刃」に登場する鬼たちも、夜のみに行動していますね。

このようなことから、豆まきは、鬼たちがやって来ると言われている夜におこないます。

また、窓や玄関をすべて開け、奥の部屋から玄関に向かって豆をまいていきます。

まき終わったら福が出ていかないように、窓や玄関をサッと素早く閉めましょう。

まいた豆を捨てるのはNG 升に入った福豆と福の神と鬼

画像:写真AC

豆まきでまいた豆は、縁起のよい「福豆」なので、捨てるのはよくないとされています。

外にまいた豆は処分しても大丈夫ですが、家の中にまいた豆は、食べ切らなくてはいけません。

ただ、「床や玄関に落ちた豆を食べるのは気がすすまない」という人もいるでしょう。

そういうときは、小分けに包装されている豆を開封せずにまくという方法もあります。

まいた豆は、拾って、自分の年齢より1つ多い数を食べます。

あまった豆は、ごはんと一緒に炊飯器へ入れて炊いたり、湯呑みに入れてお茶や湯を注いで「福茶」として飲んだりするのがおすすめです。

節分は、旧暦では「大晦日」に当たる大切な日でもあります。小分け包装された豆をまくとしても、家の中はキレイに掃除し、少しでも多くの福を招き入れたいものですね。

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