目の前のヤツはすべて斬る!博多の「喧嘩勘兵衛」こと小森勘兵衛の無鉄砲エピソード (5/5ページ)

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敵の方が先にピストルを撃ってきて、お前はそれに反撃しただけなんだよな?……頼むから、そうだと言ってくれ」

正当防衛を主張してくれないと勘兵衛を罪に問わねばならず、そんな事になったら「勇敢仁平」が恐ろしい……警察も必死に説得しますが、勘兵衛は頑として譲りません。

「いいや、知らねぇものは知らねぇ……(以下略)……」

かくして勘兵衛は有罪となってしまい、そのまま刑を受けたということでした。

エピローグ

その後、日本全国で血の雨が降り、死者25名、負傷者388名が出たという凄まじい「お願い」の結果、福岡県では定数9名に対して吏党8、民党1という圧勝でした。

しかし全国では吏党137に対して民党163と無念の結果に終わり、選挙干渉の不実を糾弾された松方内閣は崩壊してしまいます。

伊藤博文。日本国の命運は、彼の双肩に託された。Wikipediaより。

迫りくる欧米列強や清国の脅威に対抗し、日本の独立を守るための海軍増強は伊藤博文(いとう ひろぶみ)内閣に受け継がれることになるのですが、勘兵衛たちの大暴れも、少しは世論喚起の一助となったのでしょうか。

※参考文献:
小林よしのり『ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論最終章 朝鮮半島動乱す!』小学館、2019年6月
三松壮一『福岡県先賢人名辞典』葦書房、1986年
室山義正『松方正義 我に奇策あるに非ず、唯正直あるのみ』ミネルヴァ書房、2005年6月

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

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