人間が”安全”にブラックホールの中に入ることは可能なのか? (2/4ページ)
もう1つは、「超大質量ブラックホール」だ。こちらは太陽より数百万倍から数十億倍も重い。
この2種類のブラックホールは、質量以外にも、中心(特異点)から「事象の地平面」までの距離、つまりは半径の点でも違いがある。
事象の地平面とは、あらゆるものが二度と戻れなくなる境界のことだ。ここを越えてしまえば、光ですらブラックホールの重力から逃げることが不可能になり、既知の宇宙から永遠に姿を消すことになる。
事象の地平面の半径は、ブラックホールの質量で決まる。太陽くらいの質量(1太陽質量)のブラックホールなら、たった3.2キロくらいだ。
それとは対照的なのが超大質量ブラックホールだ。たとえば天の川銀河の中心にある超大質量ブラックホールは400万太陽質量を持つが、その半径は1170万キロ、すなわち17太陽半径となる。