人間が”安全”にブラックホールの中に入ることは可能なのか? (1/4ページ)
人は安全にブラックホールの中に入ることは可能なのか? / Pixabay
光すら逃げることができないブラックホールの内部は、今の私たちにはまったく未知の領域だ。真理を追求する科学者ならば、どうにか中に入って内部の様子を観察したいと願っているだろう。
さて、そんな命知らずの科学者がいたとして、本当にわざわざブラックホールに入りて、内部を観察するなんてことができるのだろうか?
アメリカ・グリネル大学のレオ・ロドリゲス助教とシャンシャン・ロドリゲス助教が、『The Conversation』で、そんな無謀な挑戦について考察している。
・恒星ブラックホールと超大質量ブラックホール
一口にブラックホールというが、この宇宙には様々な種類のものが存在している。ちょうど原子の周りにある電子や陽子がさまざまであるように、ブラックホールの大きさや電荷もまたさまざまで、中には回転しているブラックホールもある。
が、レオ・ロドリゲス助教とシャンシャン・ロドリゲス助教は、今回の話をする上で、ざっくり2種類にブラックホールを分類している。
1つは「恒星ブラックホール」だ。回転しておらず、電気的に中立(正の電荷も負の電荷もない)で、太陽くらいの質量を持つ。