85年に三田佳子の「幻脱ぎ姿」解禁作があった!/「丑年女優」ベッド場面大全(3) (1/2ページ)

Asagei Biz

かたせ梨乃,三田佳子
かたせ梨乃,三田佳子

 ここで番外として、丑年に公開された映画から、性的興奮を喚起する傑作をリレー方式でつないでみたい。干支の12年周期には、ひとつの共通項があるように思える。

 オイルショックに見舞われ、当時の宰相・田中角栄が奔走した73年。ヒット曲「神田川」(南こうせつとかぐや姫)や、人気コミック「同棲時代」(原作・上村一夫)によって、流行語となったのが〈同棲〉だ。

 そして「同棲時代─今日子と次郎─」(松竹)が映画化されると、日本中に衝撃が走った。清楚なアイドル女優だった由美かおるが、一糸まとわぬ姿になったのだ。

 週刊アサヒ芸能16年のインタビューで、由美はこう語った。

「私は23歳でしたから『同棲』という経験もありませんし、初めてのベッドシーンもどう演じていいかわからない。山根成之監督に『はい、こっち向いて、1、2、3、4』と言われるまま、バレエのカウントを数えるような形で、無我夢中で演じていました」

 形のいいヒップを見せつけた映画のポスターは、あちこちで盗難が続出するほど騒然となった。

 同じ年、関根恵子=現・高橋惠子=は「朝やけの詩」(東宝)で、北大路欣也を相手に野性的なラブシーンを見せた。大自然をテーマにしていたため、ロケは大変だったと、12年に週刊アサヒ芸能に明かしている。

当時のインタビューで 彼女は、各地をロケして、湖に生まれたままの姿で入るシーンは長野の明神池だったとしたうえで「ところが、管轄する環境庁からクレームがついて、場所を青木湖に変えて撮り直しになりました」と振り返った。

 実はあまりにも湖の透明度が高く、ヘアが映ってしまっての撮り直しでもあった。

 そして、日航機が御巣鷹の尾根に墜落し、阪神タイガースが21年ぶりに優勝したことで記憶される85年。古手川祐子初めて全肌を披露したのが「春の鐘」(東宝)だった。東宝専属のお嬢様女優が脱ぐことも異例のことであり、北大路欣也との2分に及ぶカラミで、形のいいバストと悩ましいアエギを響かせた。

 実は本作では、国民的女優の三田佳子が初めて脱ぎ姿を披露することになっていたのだ。いや、実際に脱いだと、三田自身が堺正章との雑誌対談で証言している。

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