人気芸人へのストーカー行為で40代無職に実刑判決!早朝に自宅を訪ねて… (2/2ページ)

Asagei Biz

 そして今回の法廷には被告人の母親が情状証人として出廷し、前刑の判決後1カ月で一人暮らしさせてしまったと後悔していました。母親としてもストーカーの認識が甘かったと自戒しているようで、被告人をカウンセリングに通わせると約束していました。

 そして被告人質問。

弁護人「被害者の自宅はどうやって知ったんですか?」

被告人「ブログやツイッターでパン屋や惣菜屋を紹介してて、その辺を歩いてたんですけど、車のナンバーが誕生日に関係してるというのはファンの間でも有名で。たまたまその車があったのでここが自宅だなぁと」

 近所を歩いてる時点で禁止命令を軽く捉えてる印象もあるけど、あくまでも偶然自宅を見つけただけとアピールです。

弁護人「犯行前に被害者の公式LINEに、今から家に行くとかメッセージを送ったのは何故ですか?」

被告人「逆の立場なら、いきなり来られたらビックリすると思って」

弁護人「自宅に行くのは禁止命令違反ってわかってましたよね?」

被告人「はい」

弁護人「逮捕されると思わなかったですか?」

被告人「(逮捕されるかも知れないと)ビクビクしながら歩いてました。相思相愛だと思っていたので、公式LINE読んでるし、頑張って行かなきゃって気持ちもあって」

弁護人「違反だけど行けば受け入れてくれると?」

被告人「はい。そう信じてました」

 と一方的に想いが膨らんでいたんでしょう。被害芸人の立場になって考えるとたまったもんじゃないですよね。芸人さんはモテるから…なんて常套句では片付けて欲しくない事件です。

弁護人「もう命令に反して家行こうとは思いませんね?」

被告人「思いません」

 今回はこの言葉がウソではない事を祈るばかりです。

 この初公判から2週間後の2月4日、判決が言い渡されました。

 結果は、懲役4月。4カ月間服役するという実刑判決です。

 実際には前刑の執行猶予が取り消されるので、合計で10カ月間の刑務所生活。ストーカー行為が出来ないのはもちろん、被害芸人が出てる番組もSNSも見られないわけで、この間に被害芸人を忘れることが出来ればいいんですけどね。

 とりあえず今年の秋までは被害芸人も安心でしょう。それ以降の平穏な毎日は被告人の更生次第となりそうです。

阿曽山大噴火(あそざん・だいふんか)

大川興業所属のお笑い芸人であり、裁判所に定期券で通う、裁判傍聴のプロ。裁判ウォッチャーとして、テレビ、ラジオのレギュラーや、雑誌、ウェブサイトでの連載多数。

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