WEBカメラは目張りが常識!? 27歳OLは上司に湯上がりマッパを見られ… (2/2ページ)
もし動画を保存されていたらと思うと、怖くて仕方ありません」
湯上がりマッパを見られるのはレアなケースかもしれないが、彼女の他にも取材をしたところ、ウェブ会議システムおよびカメラの消し忘れによるトラブルは意外に多いようで、
「独り言をブツブツいっているところを同僚に見られて気まずい思いをした」(42歳女性、経理職)
「オンラインでの朝礼が終わった瞬間、勢いよく席を立ってベッドに寝転んだら一部始終を上司に見られていた」(31歳男性、営業職)
「職場で未婚のお局に気を遣って『彼氏はいない』と伝えていたが、うっかり同棲中の彼氏が映り込んでしまった」(20代、企画職)
…といった声も。ウェブカメラで第三者に私生活を晒さないようにするためには、どんな対策が有効なのだろうか。ITジャーナリストはこう解説する。
「カメラの消し忘れ以外にも、パソコンの誤作動によって勝手にカメラが起動したり、ウイルスや遠隔操作によって盗み撮りされる危険性もあります。ウェブカメラはネットに接続して使用するという特性上、第三者に無断でアクセスされるリスクはつきものですからね。ハッキングを防止するためには、まずは常にセキュリティーソフトを最新版にしておくこと。それに加えて、カメラを使用していないときはレンズに目隠しをしておくことも大切。最近はレンズにスライド式の目隠しカバーが備え付けられているタイプのカメラもありますが、もしそれがない場合は専用のカバーが安価で売られているので購入を検討してみては?」
ここ最近は「お前の恥ずかしい動画を保存したので金銭を支払え」というスパムメールも横行しているが、それがハッタリではない可能性もある。今この瞬間も、あなたの私生活が誰かに盗み見されているかもしれないのだ。
(橋爪けいすけ)
※写真はイメージです