想う相手はただひとり…精神的つながりも重んじる命をかけた武士同士の愛「衆道」【後編】 (4/5ページ)
若衆と横になる男性が別の人物と会話する場面を描いた作品。(菱川師宣)(写真:wikipedia)
新撰組の中でも流行った
江戸時代の中頃になると、忠義の心よりも男色の相手との関係を大切にしたり美少年をめぐる刃傷事件などの諍いが発生し、徐々に衆道は問題視され江戸の後半になると次第に目立たなくなっていきました。
しかしながら、武士道精神と関わる男同士の情愛は、いろいろな形で続き、薩摩藩の衆道は幕末維新まで続いたといわれています。
明治治元年(1864年)、新撰組の近藤勇が友人の中島次郎兵衛に送った書簡には「局内で男色が流行っている」と記していたそうです。