森前会長だけじゃない? 自分にもあるかもしれない「無意識の偏見」に気づき、改善するには (2/2ページ)
無意識の偏見を改善するためには、認識の誤りに気づいた時点で、より正しい認識となるように方向を修正する必要がある。もしも自分の考えが偏見かどうか判断に迷う場合は、誰かに意見を聞いてみるのもいいだろう。その際、聞いた相手の認識も誤っている場合が考えられる時には、複数人に聞く、ネットや文献で調べるなど、より多くの情報を参考にするとよい。
偏見のイメージは長く定着しているほど自動思考化している可能性が高く、改善に時間を必要とする場合がある。しかし、一度気づいて改善しようと考えたことに関しては、そのことに立ち会う度に自分の偏見であることを意識的に思い出すようにしていれば、そのうちに方向を修正することができる。そして、より効率よく偏見を改善するためには、「批判されるから表に出さないようにする」のではなく、根本的な認識の誤りを認め、受け入れて納得した上で認識を変化させることがポイントである。
人には自尊心を保とうとする傾向があり、「自分は正しい」という前提のもとで日常を過ごしているため、他人からの指摘に対して、あるいは改善しなければいけない点に気づいた時に抵抗を感じやすいものだ。しかし、そのことを知った上で、もしかすると自分の認識が間違っているかもしれないと常に意識していれば、他人からの指摘や改善点に対して柔軟に対応しやすくなり、新たな偏見も持ちにくくなる。
文:心理カウンセラー 吉田明日香