コロナ禍でメンタル不調 会社と個人ができる対策とは (4/4ページ)
――だましだましやっているうちに、自分で不調をなんとかしなければいけないと気づいたときには、もう体が動かなかったというケースがあります。メンタルヘルスの不調に気付くために、どういうサインを知っておくべきなのでしょうか。
浅賀:これは人にもよりますね。本書にも不調のサインを書かせていただきましたが、精神面にダイレクトに来る人もいれば、身体面に来る人もいます。また、行動面で変化が出る人も。
分かりやすいところで言えば、不眠や食欲減退といったところがあるのですが、風邪で体調がすぐれないことと判別が難しかったりもするんですよね。ただ、不調が長く続く目安を知っておくことは大事で、たとえば二週間経っても眠れなかったら、メンタル面の不調を疑ってもいいと思います。
身体にも目のクマがひどくなるとか、顔色が悪くなるというような兆候が出てきますが、テレワークですとその辺に気づくのが難しいんですよね。家族がいれば気づいてくれるかもしれませんが、一人暮らしの人は誰とも会わないから、気づかれづらいんです。そこは課題かなと思いますね。
――ちょっとメンタルがおかしいと思ったときに、どんな対策を取ればいいのでしょうか? 病院という手もありますが、ハードルが高いと考えている人も多いと思います。
浅賀:確かに、病院に行くことにハードルの高さを感じる人もいると思います。カウンセリングも活用していただきたいと思うのですが、カウンセラーも敷居が高いのであれば、いつでもちょっと相談できたり、話ができる相手を複数持っておくことが大切だと思います。こういう話だったらAさん聞いてくれるかな、とか。
(後編に続く)