お湯を入れれば、すぐに食べられるカップ麺。自粛生活で、口にする機会が増えた読者も多いことだろう。そんな人にオススメしたいのが、コンビニなどで買える、人気ラーメン店との“コラボ商品”だ。

「名店とコラボしたカップ麺は、お店に行かなくても、家で名店の味を気軽に楽しめます。ここ１０年近くで、スープはもちろん、麺の進化が大幅に進んでいます」

　こう力説するのは、１万５０００食以上のラーメンを食べてきたという食文化研究家の大和イチロウ氏。大和氏協力のもと、激うまの１５杯を紹介しよう。

　まずは、福岡に本社を置く博多豚骨ラーメンの『一蘭』が自社開発した『一蘭とんこつ』から。

「スープや麺はもちろん、名物の秘伝のタレまでも完全に再現しています。最後の一滴までうまさが持続する、カップ麺の限界を超えた一品です」（大和氏）

　開発に２０年を費やしたという一杯は、味を楽しむため、あえて具材は入れないというこだわり。大人気で、今も完売店が続出という。

　同じ豚骨系ながら、一蘭とは違う味が楽めるのは、山梨の行列店『中華蕎麦うゑず』監修の『うゑず　濃厚豚骨魚介中華そば』（サンヨー食品）。

「モチモチ食感の麺が、魚介系の濃厚な豚骨スープとよく絡み、さらに、ゆずの酸味が食べた後のキレを出してくれます」（前同）

　また、関西のラーメン通から圧倒的に支持される京都の名店『無鉄砲』の『無鉄砲　濃厚豚骨ラーメン』（日清食品）も、食べる価値アリ。ドロッとするほど濃厚な豚骨スープは、意外なほど脂っこくなく、コクがあってが食欲をソソる。

　味噌ラーメンにも絶品のカップ麺が。北海道にある味噌ラーメンの有名店『すみれ』とのコラボによる『すみれ　札幌濃厚味噌』（日清食品）である。

「濃厚な味噌スープにタマネギの甘みが加わった、最上級のスープです！　４０代〜７０代までをターゲットにした、日本人に親しまれやすい味を追求しています」（同）

　現在発売中の『週刊大衆』３月１５日号ではタレントのおのののかがイチオシコンビニラーメンを紹介している。