ウイルスが精巣に感染したら…「コロナ後遺症」とED、男性不妊の深い関係 (3/3ページ)

Asagei Biz

 ワクチンを打つと不妊になるどころか、海外の症例研究を読めば、男性機能と大事な精巣を守るために、ワクチン接種であらかじめ新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を殲滅させる抗体を作っておくことが重要なことがわかる。

 YouTube「米国内科専門医 安川康介の医学チャンネル」で、米国の新型コロナ治療最前線とワクチン接種の現状を伝えている安川康介医師によれば、

「接種部位が腫れたり熱が出るのは、体内で免疫が反応している証拠。過去にファイザー社に勤めていた研究者が、ワクチン接種で女性が不妊になる可能性があるのではないかという科学的根拠の乏しい情報を流し、これが広がってしまいました。ワクチンによって体の中で作られるスパイクタンパク質に対する抗体が、胎盤にあるシンシチン-1というタンパク質にも反応してしまう可能性があるという主張でしたが、実際にはこれらのタンパク質は全く似ていないため、ワクチンによってできる抗体が胎盤を攻撃することはないと考えられています。実際にファイザー製やモデルナ製のワクチンを接種した女性がその後、妊娠していることも報告されています」

 新型コロナワクチンを製造、あるいは臨床試験中のファイザーやイーライリリーはそれぞれ、バイアグラとシアリス(タダラフィル)というED治療薬を販売している。ED治療薬は飲んでも、ワクチンは信用ならない、というのは冷静に考えれば、矛盾に富んでいることに気付く。

 我々がワクチンを接種するまでに、まだ時間はある。デマに惑わされず、ワクチンを打つかを考えたい。

(看護師/医療ジャーナリスト・那須優子)

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