原始生命体はどのように誕生したのか?地球上の最初の細胞は特殊な泡を持っていた(ノルウェー研究) (2/2ページ)

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ならば私たちと細菌の祖先である原細胞にも泡があったとは考えられないだろうか?

原細胞
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・原細胞は泡を作る材料を利用できた

 そこでノルウェー、オスロ大学のグループは、細胞の中で泡を形成する手助けをしている「リン脂質」に水を混ぜて、それをシリカやアルミニウムといった鉱物に垂らしてみた。

 すると大きな泡が自然に形成され、さらにその内側にも小さな泡が出来上がったという。

 また、こうした区画が泡形成分子をきちんと閉じ込めておけるのか試すために、そこに蛍光染料が加えられた。その結果、泡がしっかりと染料を保持することも確認されたそうだ。

 それだけではない。泡が分裂して、小さな泡が誕生する瞬間も観察された。研究グループのカロリーナ・スプストワ氏は、これを「最初の細胞の単純な分裂」のようだと語っている。

 こうした現象は、私たちの細胞に含まれている分子機構に頼ることなく、追加のエネルギーなしで発生したとのことだ。

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credit:Karolina Spustova

 38億年前の地球で、もしかしたらこれと同じようなことが起きていたのかもしれない。当時、水は豊富にあったし、岩石の中には実験で使われたシリカやアルミニウムもあった。

 また過去の研究では、リン脂質が初期の地球で自然に合成された可能性や、隕石で運ばれてきた可能性が明らかにされている。

 ならば現在地球に存在するあらゆる生命よりも先に生まれてきた原細胞は、泡のような区画を形成するために必要な材料をすべて利用できたことになる。

References:Evidence that Earth's first cells could have made specialized compartments/ written by hiroching / edited by parumo

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