インパール作戦に注目しても意味がない 歴史から教訓を得るために本当に必要なこと (1/3ページ)

新刊JP

『Lock on!近代史』(幻冬舎刊)
『Lock on!近代史』(幻冬舎刊)

「賢者は歴史に学ぶ」と言われるし、「歴史を紐解けば未来の予想がつく」と言う人もいる。
こんな言葉の裏側には、「時代は変っても、人間の営みの根本は大きくは変わらない」という考えがあるのではないだろうか。

だからこそ、歴史から未来に生きる知恵を学ぶことができればすばらしいし、逆にそれができなければ先人が犯した失敗を自分も繰り返すことになる。では歴史から我々は何を学べばいいのだろう?

『Lock on!近代史』(幻冬舎刊)はそんな疑問に答えてくれる一冊。近現代という激動の時代を紐解き、正しく理解することで、現代日本の課題や進むべき道が見えてくる。今回は著者の坂木耕平さんにインタビュー。もしかしたら、日本人は歴史から学ぶことが苦手な民族なのかもしれない。そんな気持ちになるお話をうかがった。その後編をお届けする。

坂木耕平さんインタビュー前編を読む

■インパール作戦に注目しても歴史から学びを得ることはできない

――「日露戦争に勝利した成功体験が捨てられず、戦略をアップデートしなかったことが太平洋戦争での敗戦につながった」という指摘はごもっともだと感じました。そして、今の日本もまた高度成長からバブル期の成功体験を引きずっているように見えます。なぜ、日本は失敗から学ぶことを忘れてしまったのでしょうか?

坂木:そもそも日本は「失敗から学ぶ」ということを教育してきませんでした。社会はどうあるべきか、民主主義とはどのようなものなのか、あるいは「ひとの道」とはどういうものか。私達は「地球市民」としてどう生きるべきか。そういった、子どもがグローバル社会の荒波を渡っていくために必要な、大切なものを見事に教えてこなかった。そこが前提として大きな失敗だと考えています。

一方で、資本主義の行きつく先として、バブル景気を享受しました。株価が上がり、寝ていても大金を得られる時代でした。

「インパール作戦に注目しても意味がない 歴史から教訓を得るために本当に必要なこと」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る