服や玩具売り場で男の子と女の子に分けることを禁じる法案がカリフォルニア州で導入される (1/3ページ)
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時代が変われば価値観も変わる。かつての常識が覆されることは往々にしてある。最初は違和感を感じる人も多いだろうが、そうして歴史は作られている。
欧米では最近、男女に関する概念が大きく変化している。玩具に関する「性別」撤廃の動きは2015年ごろから加速しているが、アメリカ・カリフォルニア州では、大型小売店での子供服や玩具のセクションにて、男女の区別を示す表示や、区別そのものを失くす法案が導入されたそうだ。
可決すれば2024年からの実施になるという。この動きはアメリカだけでなくヨーロッパ諸国にも広がりを見せている。『New York Post』などが伝えている。
・店舗内での男女区別を禁ずる法案が導入
カリフォルニア州議会LGBT党員集会議長および民主党員のエヴァン・ロー氏と同州議会女性党員集会議長クリスティーナ・ガルシア氏は、今年2月に、同州の小売店での男女セクションを指定する性別の表示を禁ずる法案を共同提案した。
この法案は、500人以上の従業員を抱える大型小売店において、伝統的に女の子向けもしくは男の子向けであるかどうかに関係なく、育児用品や子供服、玩具の売り場のエリアを区別しないというものである。
これにより、特定の商品が女の子または男の子のためのものであることを示す表示も禁止になる。